【雑誌掲載】
月刊レジャー産業資料
(2012年6月号)
「カフェビジネス新時代」
「アクターズメソードとは」
俳優の演技方法として代表的なものに、メソード演技、マイズナーテクニック、スタニスラフスキー・システム、ウタ・ハーゲンテクニック、ステラ・アドラーテクニック、アレキサンダーテクニック、インプロビゼーションなど様々な演技テクニックがあります。 その中でも私が学んだメソード演技、マイズナーテクニック、ウタ・ハーゲンテクニック、インプロビゼーションを称して弊社では「アクターズメソード」と呼んでいます。 アメリカの代表的な俳優、ロバート・デ・二ーロ、アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、メリル・ストリープなどもこれらの演技手法を身に付けています。 すべてのテクニックは、俳優の能力を引き出すために作られた演技プログラムです。 表現のリアリティを作り出すために「感情開放」 や「肉体の解放」、また「想像の世界を信じる」のを妨げる自意識・緊張を取り除きます。 そして、自分の能力を最大限に引き出し、自分の置かれた状況や環境を理解し集中力を高めることが出来ます。

「新しい実践的教育手法」
演劇指導の手法を営業マン・接客業・事務職・管理職などのコミュニケーションスキルアッププログラムに活用する。 論理的な思考を具体的な行動に移行することが可能なアクターズメソードプログラム。 ロールプレイングをしながら多彩なエクササイズを主観と客観で観察することが出来る。

「想像力・創造力・感受性の育成」
コミュニケーション分野だけでなく、創造力を必要とする仕事において、発想の柔軟性を高め、斬新さを磨くためにアクターズ・メソードの活用。 普段余り意識しない知覚と潜在意識を意識することで、新しいビジネスチャンスを探求する。 脳内マップを理解することで新しい試みやコミュニケーションがスムースになる。

「感動を創造する」
サービスの現場で、本来最も必要とされる情緒的な応対について、顧客心理を理解し、正しいコミュニケーションスキルを身に付ける。 職場やお店で「感動」を創り出す為に、これまでにない高いレベルのサービスを具体的な表現方法で目指す。 洗練されたサービスの提供は非言語コミュニケーションに秘密がある。

講師から一言


私達は毎日自分の為に表現をしています。 そして幾つかの顔を無意識に使い分けています。 もし、それらの無意識を意識化に置いてコントロール出来るようになったらどうでしょうか? 相手に与える印象や関わり合い方が変わるのではないでしょうか? 表面的なものを一時的に変えることは難しくありません。 しかし継続的に恒久的に自分を変えるとしたらどうでしょうか? 「アクターズ・メソード・コミュニケーション・プログラム」の手法には、それを可能にする方法があります。 俳優の為の演技メソードが、今は多くの人のコミュニケーションを変えることに役立っています。